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3DO

ライセンスがひらく自由な規格が、マルチメディアの扉を大きく開きます。

CD-ROMドライブのポテンシャルとグラフィック性能を武器に、ゲームと映像の融合を図った次世代の標準規格です。メーカーの枠を超えたライセンスビジネスと独自のタイトル群が、強烈な個性を放ちました。

米国の3DO社が提唱し、日本では松下電器産業(現パナソニック)などが1994年に発売した「3DO(REAL)」は、特定のハードメーカーが独占するのではなく、ハードウェアの統一規格をライセンス提供するという極めて先進的なビジネスモデルで登場した32ビットマルチメディア端末です。 自社で自前ハードを独占製造する従来のゲームビジネスとは一線を画し、家電メーカーが自由に互換機を参入・製造できるオープンな規格を目指した思想は、次世代メディア時代の黎明期において大いに注目を集めました。 大容量のCD-ROMドライブを標準で搭載しており、単なるゲーム機にとどまらず、フォトCDの再生やインタラクティブな映像コンテンツを楽しめるAV家電としての側面を強く打ち出していました。 格闘ゲームの金字塔である『スーパーストリートファイターII X』が家庭用として世界で初めて移植されたハードとしても知られており、アーケードそのままのサウンドと演出は当時の格闘ゲームファンを驚喜させました。 さらに、飯野賢治氏が手掛けた実写映像融合型のアドベンチャーゲーム『Dの食卓』や、個性的で独特なグラフィックが光る『ウルトラマンパワード』、異色のホラー作『ドクターハウザー』など、尖った名作や実験的なタイトルが次々と送り出されました。 高価な価格設定や同世代機との激しいシェア争いによって市場の主流とはなり得ませんでしたが、ゲームとマルチメディアの境界線を果敢に模索した先見性は目を見張るものがありました。 先進的なライセンス構想と濃密なクリエイティビティを結実させ、次世代機狂騒曲のなかで異彩を放った記憶に残る名機です。

検索結果: 1件

スーパーストリートファイターIIX Grand Master Challenge

スーパーストリートファイターIIX Grand Master Challenge
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CD-ROMの大容量で蘇る極限の格闘ドラマが、3DOの舞台で幕を開ける。

GAME INFO

アーケードゲーム市場で圧倒的な人気を誇っていた極限の対戦格闘ゲームを、当時としては大容量を誇った次世代マルチメディア機のハードウェア環境へ忠実に移植し、お馴染みのリュウやケン、春麗といったファイターたちに加えて恐るべき強さを誇る豪鬼との死闘を自宅のリビングで再現した対戦格闘ゲームです。 プレイヤーは個性豊かなキャラクターの中からお気に入りのファイターを選択し、スーパーコンボゲージを活用した一発逆転の駆け引きや、一瞬の隙も許さないシビアな間合いの読み合いを家庭のモニター画面でじっくりと堪能していきます。 開発を手掛けたカプコンと当時のパナソニックが展開していた3DOフォーマットの連携により、CD-ROMメディアの特性を活かした迫力あるサウンドやアーケード版に迫る滑らかなキャラクターの動きを家庭用ゲーム機へ持ち込もうとした野心的な試みがなされました。 当時の家庭用ゲーム機市場において、ロムカセットの容量制限から解放されたCD-ROMメディアならではの音源の再現性が話題を集めた一方で、独自のハードウェアが持つ特殊なコントローラー操作の癖や独特のロード時間が、熱心な対戦格闘ファンたちの間でマニアックな話題として語り草になりました。 アーケードの熱狂をそのまま家庭に持ち帰りたいという当時のゲーマーたちの強い渇望に応えようとした歴史のワンシーンを映し出し、レトロゲームの棚に異彩を放つ移植作品としての確かな足跡を刻み込んだ興味深いタイトルです。

メーカーカプコン

機種3DO

ジャンル格闘

Score508 point

価格8,800円

発売日1994年11月13日

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