ゼノギアス
672神と人、そして輪廻の宿命が交錯する世界で、フェイと仲間たちが直面する運命の真実。
神と人類の歴史、そして幾多の輪廻転生を巡る壮大かつ重厚な宇宙的スケールの物語を背景にして、記憶を失った青年フェイ・フォン・ウォンが、記憶の断片や自身のなかに潜むもう一つの人格に翻弄されながら、ヒロインのエリィ・バルトハンズらと共に世界の真実を暴く旅路を歩んでいくロールプレイングゲームです。 プレイヤーはフェイを操作して美しいドット絵のキャラクターをポリゴンで構築されたフィールド上で動かしながら、徒歩による肉弾戦のアクションコマンド入力と、巨大な人型機動兵器ギアに搭乗して戦うターン制のバトルを状況に応じて使い分けながら過酷な戦いを切り抜けていきます。 開発を手掛けたスクウェアにおいて、高橋哲哉氏や田中香氏らが中心となり、心理学や神話体系、哲学的なモチーフをふんだんに盛り込んだ難解で濃密な世界観が構築され、当時のコンシューマーゲームの枠を大きく超えた尖ったストーリーテリングが展開されました。 特に物語の後半で見られるディスク2の構造的な演出や、光田康典氏が手掛けた民族音楽的でありながら耳から離れない圧倒的なサウンドトラックが、当時のプレイヤーたちの間で賛否両論を巻き起こしながらも強烈な印象を脳裏に焼き付けました。 圧倒的な物量と深遠なテーマ性で描かれる哲学的な群像劇と、ロボットに搭乗して戦うメカニカルな戦闘システムが完璧に融合し、レトロゲームの棚に唯一無二の存在感をしっかりと刻み込んだ非常にカリスマ性の高いタイトルです。

