幻想水滸伝III
8933つの視点が交差するグラスランドの戦乱、108人の仲間と共に紡ぐ新しい宿星の物語。
広大なゼネタリス大陸の片隅に位置するグラスランドを舞台に、思惑の異なる複数の主人公たちの視点からひとつの大きな戦乱の真実へと迫っていく重厚なマルチシナリオを採用したロールプレイングゲームの記念すべきナンバリング第3作です。 プレイヤーは熱血漢の少年ユーシスや、平穏を愛するルック、傭兵隊長のクリス、そして謎めいた少年トーマスといった個性的な面々を切り替えながら、それぞれの立場から同じ事件を異なる角度で目撃し、仲間を集めて広大な本拠地を築き上げていく壮大なドラマを体験します。 開発を手掛けたコナミにおいて、前作までの伝統的な2Dドット絵の表現から大きく舵を切り、当時のプレイステーション2のハードウェアに合わせてシリーズ初となるフル3Dポリゴンによるキャラクター描写や、前衛と後衛をペアにして2人1組で戦うユニークな戦闘システムが意欲的に導入されました。 ただ一人の英雄の視点だけにとどまらず、敵対する勢力や中立の立場にいる者たちの正義や苦悩をそれぞれの目線で描き出す「TRITON(トリトン)システム」の挑戦が、当時のロールプレイングゲームファンの間で賛否両論を巻き起こしながらも強烈な記憶を残した最大のセールスポイントとなりました。 複数の視点から多角的に紡がれる重層的なストーリーと、108人の仲間を集めて拠点を発展させていくシリーズお馴染みのロマンが少しの妥協もなく噛み合い、レトロゲームの棚にあの日の壮大な群像劇とポリゴン表現への挑戦の軌跡をしっかりと刻み込む非常に価値の高いタイトルです。



