REZ
690光と音が完全に融合する電脳空間、五感を揺さぶる新たなシューティング体験が始まる。
ネットワークの中枢に巣食う暴走した巨大AIを初期化するため、ワイヤーフレームと抽象的な幾何学模様で構成された電脳空間をハッカーの視点で疾走していくテクノ・シューティングゲームです。 プレイヤーは画面中央のカーソルを動かして敵や障害物をロックオンし、ボタンを離すタイミングで一斉に攻撃を浴びせると同時に、その破壊音がゲーム内のBGMと完璧に同期して独自の電子音楽を奏でていくという唯一無二の体験に没頭します。 開発を手掛けたユナイテッド・ゲーム・アーティスト(UGA)の水口哲也氏をはじめとする制作陣において、視覚的なビジュアルと聴覚的なサウンド、さらには別売りの振動デバイスであるトランスバイブレーターを使った触覚刺激を融合させ、人間の五感をハッキングするかのような独創的なアプローチが徹底的に追求されました。 ただ敵を撃ち落とすだけの古典的なシューティングの枠を完全に超越しており、ステージが進むにつれて生命の進化を模したグラフィックが変容していく哲学的な世界観が、当時のクラブカルチャーやテクノ音楽に傾倒していた感度の高いプレイヤーたちの脳髄を強く揺さぶった最大のセールスポイントとなりました。 無機質なワイヤーフレームの空間に響き渡る電子音と、自分の操作がそのまま楽曲の構築へと繋がっていくシンクロ感が少しの妥協もなく噛み合い、レトロゲームの棚に当時のハード末期が到達した尖ったアートの記憶をしっかりと刻み込む非常に価値の高いタイトルです。


